かわいいという生存戦略
−かわいくなければ生きてゆけない 愛が無ければ生きていく資格は無い−
動物の赤ちゃんって反則ですよね。
かわいい。
人間の赤ちゃんもそうだけど、ヤバイ。
かわいいにも程がある。
特に俺的にはチーターの赤ちゃん。ヤバイ。かわいすぎ。
もうチーターの赤ちゃんだけでおかずなしにご飯3杯は軽いね(意味不明)。
犬系猫系の赤ちゃんはその時点でもう俺的にアウト。
ハムスターもアザラシの赤ちゃんもアウトっすよアウト。
爬虫類でも亀の赤ちゃんが海に向かうってのをみるたんび
「ああこの子ら、食われなければいいなあ」と思ってしまう。
さて、実はそう思ってるの人間だけじゃないかもしれない。
ある動物が異種の動物を育てることはしばしばあることだ。
母性本能をくすぐることによって、はぐれた子供が少しでも生き残るための戦略
ということだろうか。
さらにかわいい子供を襲ってるのを見るともう許せん、という奴は居るわけで
そういう奴に身を守ってもらうためにかわいく進化したと。
そしてかわいい子供を襲うのは気がひけるわけで、いくら食うためとはいえ
良心がとがめることもあるだろ。そんなわけで食われる確率を軽減する。
生命ってすげーな。
面白いのは、人間から見てかわいいのは主に哺乳類だったりする。
やはり近縁種にかわいさアピールすることで生存確率を高めるのか?
鳥類の赤ちゃんもかわいいと思うが。
さてじゃあ、成体がかわいい赤ちゃんに偽装すりゃ生存確率が上がるか、
つーとそんなわけも無く。むしろむかつくね。
じゃあ成体でかわいいという生存戦略をとった生物はいないのか?
いーやいるね。よーく考えてみろ。
みなさんどういうときにかわいいっていうか考えてみるといい。
…そうです。人間(特に女性)です。
人間もおそらくそういう生存戦略をとってることは間違いないと見ていい。
なんでかっていうと、人間も男性は闘争という手段で生存してきたわけだ。
では女性はどうかって言うと、男性に比べて闘争という手段はとりにくかった。
子供が居たとして積極的に闘争に参加するのは有利か?
さらに人間はネオテニー(幼生成熟)だったこともあって、余計にその方向に進化した。
ネオテニー傾向が大きいモンゴロイドは特にそうである。
で、現在にいたっても「かわいい」女性と「美人な」女性ではかわいい方が
比較的にもてる傾向があったりする。「かわいい」方が競争率低そうとか
「守ってあげたい系」だとかまあいろいろあるけど。
つまりもてたけりゃ美人狙えと。マジですか?
もっとも相手にも選ぶ権利あるから、100%そうかって言われても責任取れません。
ところで、人間て言うのは実に業が深い生き物で、遺伝子的制御から解放され
つつあるかわりに「理性」を獲得したといわれているが、「理性」が無い人間
はどうなるのか。
かわいいって意識も無いのと違うかと。
昨今の事件見て思うが、遺伝子制御もなく理性も無い人間、って
居るんじゃないかとすごく不安になる。
かわいいとかそういう感覚を有していないのはまあいいとして、そのうえ理性まで無い。
衝動のみで生きているような人間多いよなあと。
(そんな連中の行動を、本能と呼ぶのも汚らわしい。)
これまで人類はそういう人間を処刑してきたわけだが、最近になって人権とか
なんとかいって処刑されることが減ってきたわけだ。
そういう遺伝子も残っていくわけだが。
もっとも環境にしても(というよりこっちが大きい)そうだけどな。
異常な事件起こす奴にもいろいろ居るが、まともに子供育てられるとは思えないな。
そういう環境で育った子供は…同じような子供を育て…。
俗に言う虐待の連鎖、っていうのもそういう思想の伝播(ミームが近いか)かも
知れない。
ではまさか異常犯罪傾向の遺伝子があるから処刑する、ってわけにも
いかないわけでどうすればいいのか。
愛、ですよ。
愛を持って子供を育てなさい。愛を持たせないといかんわけです。
愛が受けられない子供に愛を。
…安西先生…愛が、欲しいです…